算数の文章問題から育てる、考える力

算数の文章問題を見て、手が止まってしまうお子さんはいませんか?
計算ができないわけではないのに、文章問題になると急にわからなくなる。
そんな時、文章を丸ごと一気に受け止めようとして、頭の中で情報がごちゃごちゃになっていることがあります。
例えば、小学2年生のこんな問題。
「592枚のシールをひろきさんと兄と弟で分けました。兄が205枚取り、ひろきさんは兄より18枚少なく取り、残りは弟が取りました。弟は何枚とりましたか。」
登場人物は、ひろきさん・兄・弟の3人。
数字も592枚、205枚、18枚といくつか出てきます。
文章全体を一気に考えようとすると、
「あれ?何がどうなっているの?」
と迷子になりやすい問題です。
そんな時、はこにわではまず
「最後に何を知りたいのか」
を一緒に確認します。

今回知りたいのは、弟の枚数。
では、弟の枚数を出すためには何が必要か。
全体の枚数から、兄とひろきさんの枚数を引けばよいので、まずは兄とひろきさんの枚数を整理します。
兄は205枚。
ひろきさんは兄より18枚少ないので、
205−18=187枚。
ここまで整理できると、
弟の枚数は
592−205−187=200枚
と考えることができます。
大切なのは、すぐに式を立てることではなく、
「何を求めるのか」
「そのために何が必要なのか」
を順番に整理することです。
そして、この考え方は算数だけで終わるものではありません。
たとえば、子どもたちが何かやりたいことを見つけた時。
「サッカーを始めたい」
「自由研究をしたい」
「どこかへ出かけたい」
「将来こんなことをしてみたい」
そんな時にも、
「何をしたいのか」
「そのためには何が必要なのか」
「今できる一歩は何か」
と考えられる力は、生活の中でも役立ちます。
はこにわでは、算数の学習をテストの点数のためだけのものとは考えていません。
文章を読み取り、情報を整理し、筋道を立てて考える。
そうした論理的に整理して考える力を身につける意味でも、算数の学習を大切にしています。
答えを急がず、考える順番を一緒に整える。
日々の小さな「あ、わかった!」を積み重ねながら、勉強にも生活にもつながる力を育てていきたいと思っています。
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