代表ご挨拶
はじめまして、「学童保育のはこにわ」代表の佐藤宏明と申します。
私の経歴と「はこにわ」開校までの道のりをご紹介いたします。
文章を書くのがあまり得意ではなく、つい冗長な表現になってしまうかもしれませんが、
どうぞお付き合いよろしくお願いいたします。
学歴・経歴
国立明石工業高等専門学校 都市システム工学科
清恵会第二医療専門学院 放射線技師科1部
放送大学教養学部
大阪教育大学大学院 教育学研究科 高度教育支援開発専攻
診療放射線技師として大阪府立病院機構など医療機関での勤務を経て、母校の清恵会第二医療専門学院で放射線技師科の教員として8年間勤め、うち3年間は学科長として学生指導にあたる
2024年4月に学童保育のはこにわを設立
思いの外髪が長くなったので、ヘアドネーション出来るまで伸ばせるか挑戦中
専門学校の教員時代に感じた事
清恵会第二医療専門学院を卒業後、診療放射線技師として臨床経験を積み、その後母校の専任教員となりました。教員として学生の皆さんと接する中で、『なぜ』を深く考えることの大切さを感じました。
学生の皆さんの多くは、国家試験合格に向けて、問題と解答の丸暗記に励んでいました。質問に来た際も、途中はどうでもいいから、答えを教えて欲しいという学生が非常に多かったです。
しかし、医療現場では、単に知識を覚えるだけでなく、その知識がなぜ成り立つのか、どのような根拠に基づいているのかを理解することが求められます。
例えば、ある病気の原因と治療法を学ぶ際、「Aという病気にはBという薬を投与する」という知識を暗記するのではなく、「Aという病気は〇〇という原因によって発生し、Bという薬は〇〇という作用で治療効果を発揮するため、AにはBを用いる」といったメカニズムを理解することが重要です。これは医療だけでなく、他の分野でも当てはまることです。(A=Bで仕事している人も多いですが…)
また、学生たちと接する中で、質問に対する解説がうまく伝わらなかったり、自分の考えを簡潔に表現するのが苦手な学生が多いことに気づきました。試験でも、文章の意味を正確に読み取れないために、せっかくの知識を活かしきれず、点数が上がらないことをもったいなく感じることが多々ありました。思考力や読解力、理解力を育む時間は専門学校の短期間では限られており、高校やそれ以前からの積み重ねが必要だと感じます。
さらに、診療放射線技師は、医療の現場で活躍する重要な職業の一つですが、どちらかと言えばマイナーな職業です。多くの学生は、お父さんが診療放射線技師やお母さんが看護師といった、医療職に親や身近な人が就いているため、自然と同じ道を目指すことが多かったです。医療職を志すことは素晴らしいことですが、良くも悪くも医療以外の分野に適性がある学生も少なくありません。彼らは幼い頃から医療職を目指していたため、医療以外の選択肢がない場合もあります。
私自身、多くの学生と接する中で、子どもたちが将来の選択肢を広げるためには、幼少期からさまざまな経験を積むことが大切だと感じるようになりました。
このような事がきっかけで、自分の子どもたちには、思考力や国語力を育み、さまざまな経験を経て自分の進路を選んでほしいという思いを持つようになりました。
はこにわの設立を決意
診療放射線技師の養成施設で教員になるためには、5年以上の実務経験が必要です。私はその条件を満たして教員となりましたが、教育学を体系的に学んでいないまま教壇に立つことに違和感を感じ、大阪教育大学大学院へ進学することを決意しました。
日中は通常業務をこなし、夜間に大学院で学ぶ生活は大変でしたが、多岐にわたる知識を身につける貴重な機会となりました。その中でも特に子どもの教育について多く学び、自分の子どもたちとも積極的に関わりたいという思いが強まっていきます。しかし、専門学校での教員や学科長としての忙しい日々の中で、なかなか時間を確保することができませんでした。また、大学院では、大阪教育大学を卒業後、そのまま大学院修士課程に進学した方も多くいました。学童に携わった経歴もあり、大学院の授業の取り組みで、学童に関する物を取り扱ったりと、その時に学童に興味を持ちました。
その頃、上の子が小学1年生になります。生駒市に引っ越して来る前は、大阪市に住んでいましたが、大阪市内には様々な民間学童保育がありました。勉強に特化したところや、各種習い事と提携しているところ、またはスポーツクラブが運営するスポーツに特化した学童や、音楽・芸術分野など様々です。子供が小学校に上がる頃に、そういった学童があれば通わせようと思ったところ、生駒市には英語特化の学童のみで、様々な分野の学びを得られる学童はありませんでした。
そこでふと思ったのです。専門学校教員及び学科長として得た知識と経験、そして大学院で学んだ教育学を活かせば解決するのではないか。自分が行かせたい学童が無いなら、自分で立ち上げよう!同じ様な思いの保護者もいるはずだ、と。そして「はこにわ」を設立する事を決めたのです。
はこにわでの取り組み
はこにわでは、上記の専門学校教員としての経験を活かし、子どもたちが論理的思考力や数学的な考え方を養い、問題解決能力を身につけることを目指しています。社会に出ると、数字を扱う機会は避けられません。しかしながら、机に座って算数勉強をしましょう!としても、中々やってくれるものでもないですし、勉強が嫌いになってしまってはその後の活動も大変になってしまいます。そこで、数学的思考を「勉強」と捉えず、ボードゲームなどを通じて楽しく学んでもらう工夫をしています。
また、国語力の向上にも力を入れ、物事を正確に読み取り、自分の意見や考えを的確に表現できる力を育てます。はこにわでは本読みの時間を設け、読んだ後には感想ノートに「どのような内容で、何が面白かったか」を書くようにしています。本を読む習慣がない子どもたちも、絵本の絵や感じたことについて書くことで、自分の思い、感じた事を言葉で表現する練習をしています。将来的には、こうした経験を通じてはこにわビブリオバトルを出来ればいいなと思っております。
さらに、「はこにわ」では子どもたちの将来の選択肢を広げるため、さまざまな経験をしてもらいたいと思っています。例えば、ここでたくさん絵を描く経験を通して、「デザインの道も考えてみようかな」と思えるような発見があれば嬉しいです。
また、成功だけでなく失敗も体験してほしいと考えています。むしろ失敗から多くのことを学ぶことができます。失敗は終わりではなく、次の成功に向かうためのステップです。
私たちは子どもたちがその過程で自己を振り返り、未来に役立つ力を身につけていくサポートをしていきたいと考えています。
保護者の方へ
ご両親のお仕事の都合で、お子さまを学童に預けることに、申し訳なさを感じていらっしゃる方もいるかもしれません。 私自身も小学児童2人を育てる父親でもあり、保護者の皆様が抱える不安や、お子さまが安心して過ごせる環境づくりについて深く理解しています。共働きで無ければ、平日でも興味を持った色々な習い事に通わせてあげたり、一緒にどこかに出かけたりしたかったのですが、金銭面でのバランスもあり中々そうは行きませんでした。そのため、はこにわでは、お子さまが楽しく学べるよう、様々な工夫を凝らしています。
また、保護者の皆様にも、自分自身の時間を楽しんでいただきたいと考えています。 仕事に追われがちな毎日の中でも、少しの時間でもリフレッシュできるよう、お手伝いをさせていただければ幸いです。保護者の皆様がリフレッシュの時間が取れなければ、お子さまに強くあたってしまう事もあるかもしれません。自分の時間が取れない事を、子どもたちが学校から帰って来るからなどを理由にしてしまう事もあるでしょう。
家庭を支える学童として、お子さまもご両親も、今しかできない貴重な時間を安全・安心に過ごせるよう、はこにわが全力でサポートいたします。ぜひ一度、説明会、体験会にお越しください。お待ちしております。
施設概要
施設名 | 学童保育のはこにわ |
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所在地 | 〒630-0257 奈良県生駒市元町2丁目3-19 |
代表者名 | 佐藤 宏明 |
開所日 | 月曜日~土曜日 |
開所時間 | 8:00~19:00(最長7:30~21:00) |